こんばんは、MISTYです♡
養育費の算定には、新基準があります
離婚後の養育費をめぐるニュースが取りざたされている昨今。
これまで家庭裁判所で養育費を算定する際に参考とされてきた計算表よりも、実質1.5倍くらいもらえるようになる、いわゆる「新算定表」が、2年ほど前に日弁連から提言されました。
https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/2016/opinion_161115_3_01.pdf
これ、実務にどれくらい定着しているかは定かではありませんが、これからシンママになる人がもし弁護士さんに相談しにいったら、この表に基づいて相場を示されるんじゃないかしら。
これはあくまで参考程度であり、法的な強制力はありません。
ただ、これが定着すると救われるママ&子どもたちが増えるかもしれないですよね。
でもね。
いくら計算表の数字をいじったからといって、実際に払ってもらえなくては絵に描いた餅状態なわけです。
母子家庭の貧困が社会問題になっている昨今、実際に養育費を払ってもらえている母子家庭は2割とも1割とも言われています。泣き寝入りしている・連絡を取りたくても連絡先が分からない・二度と関わりたくない…etcなどの事情があり、やむにやまれず一人で頑張っているシンママがたーくさんいます。
公正証書化せよ、という風潮にモノ申す
そんな彼女らに対して、
養育費をしっかり取り決めて、公正証書にしたったらええやん( ´∀` )
という風潮がありますよね。
それはそれは正論なんですが…
MISTYは腹がたってしょうがない。
だって、公正証書を作るのに、どんだけ手間や時間やお金がかかると思います?
それに、そもそも公正証書を作るには、当事者双方の協力が不可欠です。
証書案を作ってもらって(あるいはこちらからたたき台を提案して)、文案に疑義がないか夫と中身を確認し(←場合によってはここで交渉決裂。調停、最悪だと裁判に…)、当事者が一緒に公証役場に行って、公証人に書面を読み上げてもらい、「たしかに記載のとおりですわ」とハンコをつく。
ここまでやらなきゃいけないわけです。
証書の受け取りは代理人でもできるけど、大事な書面なんだから本人が来てくださいと言われることがほとんどですよ。
離婚だなんだと揉めに揉めた夫婦が、冷静に条件について話し合い、書面を確認し、公証役場に一緒に出向いてハンコをつく。しかも平日の日中しか開いてないから仕事を休まなきゃならない。お昼の間は窓口開いてないし。二人で仕事の時間を調整して、「じゃあ、○日の○時に○○公証役場前に集合ね!うふ♡」なんて待ち合わせてさ。
そんなことできるかっ(# ゚Д゚)
いや、MISTYと旦那はこれからやりますけどもさ。
これまで離婚を経験された方、どれくらいやってるのかな。
公正証書を作るまでのハードルの高さを考えたら…
いっそのこと、養育費は強制的に夫の給与口座からチャリンチャリンと引き落とせるようにしてほしいものだわ。