☆MISTYのシンママ生活☆

都内在住40代、シングルマザーのMISTYです。子どもたち2人(+ときどきパパ)との生活を、前向きにつづります。

子どもを守るための公正証書

こんにちは、MISTYです♡

 

公正証書ができました!!

先日パパと待ち合わせて、公正証書を受け取ってきました!!

原案は私が起案して、二人ですり合わせて、いちど公証役場で公証人の先生に見ていただいて。その後はメールでやりとりしながら成案を練り上げ、ついに正式なかたちになりました。

学生のとき以来、すっごく民法勉強した(;´Д`)

 

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読み上げてもらってる途中で誤字を発見し、修正してまた読んで…という感じで、小一時間ほどかかったけれど、終始和やかな感じで終わりました。

公証人の先生いわく、もうお互いの住所も知りませんから!って険悪な(元)夫婦もたくさんいるそうで、ニコニコ並んで座ってるわたしたちのケースは珍しいみたいです(^^;)まあ、そうだよね。これから別れますって話なんだし…。

 

公正証書を作る意味

何らかの事情で、離婚に際して何も取り決めをしないで別れる、というパターンもあるでしょう。でも、お子さんのいる夫婦なら、「養育費はいくら?」「住むところは?」「面会交流はどうしよう」などと、少しは話し合いをするはずですよね。

その話し合いの結果をどのような形で残しておくかは、夫婦の考え次第だと思います。

口頭で約束する、離婚協議書を作成して残しておく、公正証書を作る…

だいたいこの3パターンでしょうか。

公正証書を作るまでには、時間も手間も、そしてお金もかかりますが、MISTYの場合、それでも公正証書を作りました。

それは、自分と子どもを守るためです。

 

契約は口頭でも成立する。でも「守らせる」ためには工夫が必要

ここでちょっとだけ法律の話をすると。

約束ごとは口頭でしたとしてもちゃんと効力があります。コンビニのレジで「これください」「はい、○○円です」でも、売買契約が成立します。いちいち契約書なんて書かなくても、立派な契約です。

これと同じで、「養育費を毎月末に○万円払ってください」「わかったよ」でも、養育費に関するいわゆる「離婚給付契約」が成立します。

でもね、コンビニでチョコを買うのとは違って、養育費の支払いの場合は

・金額が大きい。

・将来にわたって長期間、権利義務関係が継続する。

 という違いがあります。

 

あなたの(元)夫は、たとえばの話、20年間×12か月、240回にわたって数万円をきちんと振り込んでくれますか? 

契約内容からしたら住宅ローン並みでしょ。

銀行の住宅ローン審査って厳しいですよね。申込みのときにも何枚も契約書を書いて、ハンコをついて厳格に管理されます。一度でも支払いが滞るとすぐに連絡がきて、最悪の場合差し押さえがあったりして。

 

そんな銀行でさえ厳しく見る契約内容に匹敵するような離婚給付契約。

口頭で結ぶだけでほんとに大丈夫?

 

 

大丈夫なわけがなーーーーい( ;∀;)

 

ということで、MISTYは公正証書、その中でも「強制執行認諾約款付き公正証書」を作成しました。

 

強制執行認諾約款付き公正証書とは

つまり、払う側(夫)が、「万が一未払いになった場合はすぐに裁判所に申し立てて強制執行してもらって構いません」と陳述した、という文言を入れました。

 

たとえばですよ。養育費の取り決めをしたけれど、約束の日になっても払ってもらえず、夫に連絡しても返事がない。そんなとき、「夫の会社に乗り込んでお給料を差し押さえてやる!!」と考えたとしましょう。

でも、いきなり乗り込むことはできません。なぜなら、実力行使でもって自分の権利を回復することは禁じられているからです(「自力救済の禁止」とよばれるものです)。

となると、訴訟を起こして請求していくほかありません。これが結構めんどくさい。時間もお金もかかります。

そんなとき、この「強制執行認諾約款付き公正証書」があれば、面倒な訴訟手続きをパスしていきなり裁判所に「強制執行してちょうだい!」と申し立てることができるのです。

   

公正証書で自分と子どもの未来を守る

離婚後の生活を組み立てていくうえで、養育費は大事な考慮要素です。

お金が払われない。あるいは、不定期にしか入ってこない。

こんな状態では、安心して生活を設計することができなくなってしまいます。

逆に、「必ず支払われる」という安心感があれば、 習い事だってできるかもしれない。進学のために貯蓄ができるかもしれない。塾に通わせられるかもしれない。パートの時間を少し減らして、そのぶん子どもと向き合う時間がつくれるかもしれない。

子どもたちの将来を少しでも豊かにできますよね。 

そして、自分の気持ち的にも安心が得られるはずです。

 

前にMISTYは 、「公正証書を作れ」って気軽に言うな!!

と書きましたが、

もし少しでも時間をかけて、夫と冷静に話し合うことができるのならば、公正証書を作ることを強くおすすめします。

あなたとお子さんの未来を守るために。

 

 

 

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